2012年04月20日

「しじみ」サプリの謎

 最近、CATVの広告で、「しじみ」を売りにした二種類のサプリメントの宣伝が何度も流れています。
 一つは、二日酔い対策を売りにしたもので、二日酔いの人に、まずしじみの煮出し汁を飲ませ、続いてサプリメントを飲ませる、という内容になっています。
 そして、「通行人」は、「しじみだから効きそうですね」などと感想を言っています。効きそうだと思うのは結構ですが、それでは宣伝にならないのでは、と見るたびに思います。
 やはり、「二日酔いに効く」事を伝えたいならば、死にそうな顔をした二日酔い者を出してサプリメントを飲ませ、2時間後あたりに元気になった姿を見せる、というのが効果的なのでは、と思うのですが・・・。

 もう一つはもっと意味不明です。さんざん「しじみはいい」と宣伝者が言うのですが、いざサプリメントの画像が出ると、小さい文字で「実際にしじみは使っていません」という注釈がつくのです。
 しじみに含まれている事で有名な「オルチニン」を、別の物体から抽出してサプリメントにした、という意味のようです。
 何を使っているかは知りませんが、しじみは一切関係ありません。にも関わらず、宣伝では「しじみ」を連呼しているのです。
 というわけで、いずれの広告も、見る度に胡散臭さばかりが後味として残ってしまいます。別にしじみは好きでも嫌いでもないのですが、この広告の影響で、この「しじみ」という単語に対する印象が少々悪くなってしまいました。困ったものです。

2012年04月20日 23:00