2012年10月08日

11万円の包丁

 出先を歩いていたら、包丁の専門店がありました。考えてみれば、専門店はもちろん、「包丁を売っている店」というのも見た記憶がありません。包丁を買う気など毛頭ないのですが、他のお客さんで賑わっていたので、見物がてらに入ってみました。
 当然ですが、店内は至る所包丁だらけでした(一部に十徳ナイフもありましたが)。そして、出刃包丁・柳刃包丁などが、種類別にそれぞれ陳列されていました。柳刃包丁という名前は何度か聞いたことがありますが、実際に見るのは初めてです。確かに、その名前の通りの形状をしていました。
 さらに、店内には「実演上」もあり、そこでは、まな板の上に沢庵が乗っていました。そして、店主がお客さんに、その沢庵を切ってもらって、包丁の切れ味を体感してもらっていました。
 ちなみに、一番高い包丁は11万円という値札がついていました。おそらくは、超高級料亭の板前さんなどが買い求めるのでしょう。ある意味、想像を絶する価格ですが、店が醸し出す雰囲気のため、あまり違和感はありませんでした。
 世の中には、色々な商売があるものだと感心しました。文字通り見聞が広がった気分になりました。

2012年10月08日 21:49