2012年05月18日

倫理の授業

 夕方、バスに乗ったら、目の前に高校生の二人組が座っていました。そして、今日の授業で習ったのかと思われる、倫理に出てくる内容を色々と話していました。
 定期試験にはまだ間があるはずです。したがって、別に何かの対策というわけでなく、純粋に授業で習った事が面白かったので、それについて語っている、という事なのでしょう。
 自分も、高校二年の時、最初に倫理の授業を受けた時は、かなり興味を持って聞いていました。「無知の知」とか「イデア」など、これまで習っていた授業にないような、格調の高い言葉に感心したりしました。
 しかしながら、その頃の自分における勉強というものは、「大学に受かるためのもの」になっていました。既に受験は日本史を選択することを決めていました。そのうえ、授業があったのは、午後イチでした。
 連日の夜更かしに加え、食事直後かつ受験に関係ない科目です。しばらくすると、この授業は睡眠用時間になってしまいました。
 その事を思い出し、当時の自分と、楽しそうに倫理の話をしている人たちを対比したりしてしまいました。
 ちなみに、そのバスの沿線にある高校は大学の附属です。したがって、当時の自分のように、受験で選択するかどうか、などという考えもないでしょう。
 ぜひとも、自分のようにならず、倫理の授業を楽しんでほしいものだ、などと思いました。

2012年05月18日 23:30