2012年11月02日

数十年ぶりに「当たり」を引く

 職場のすぐ前に自販機が設置されたので、飲み物を買いました。すると、商品が出た後、自販機から「ピピピピ」という音が鳴り始めました。どうやら、「当たりつき」の自販機だったようです。
 そして、鳴り終わったら、ボタンに緑色のランプがついていました。一瞬、なんだろうかと思いましたが、数秒後に「あたり」を引いたことに気づきました。
 ここ10年以上、飲み物は店頭で買うのが普通で、自販機を使う機会は激減していました。ましてや、「当たりつき自販機」など、子供の頃以来ご無沙汰、という感じでした。そのため、抽選(?)が回り始めた時も、「当たり」が出た時も、今ひとつピンときませんでした。
 それだけ久しぶりの当たりだから縁起がいいと喜ぶべきなのかもしれません。しかしながら、実はその自販機、敷地と電気代を提供する代わりに、1本売れたらいくら、という契約で設置したものなのです。
 もちろん、無料の当たりが出たからといって、こちらが損するわけではありません。とはいえ、一瞬、得したか損したか分からないような気分になりました。
 たかだか缶飲料一本分得しただけの話です。とはいえ、それまでの経緯及び、その自販機の設置背景などが絡まり、ちょっと奇妙な気分になってしまいました。

2012年11月02日 23:44