2012年11月30日

メモ書きでの提案書兼見積書

 数日前、とある機械設備のセールスを受けました。売り文句は、「我社の製品は、お客様の要望に合わせてのカスタマイズをいたします」というものでした。
 その話を聞いた後、その営業さんは、機械設備の設置を見込む場所を見たいと要望してきました。そして、10分ほど何やら見たあと、おもむろの戻ると、紙に設置予定図を書き始めました。
 そして、その脇に「定価」さらには「割引後の価格」を書いて、私に見せました。
 どうやら、その設置予定図が「お客様ごとにカスタマイズした提案書」で、隣に書かれた数字のメモが「見積り書」を意味しているようです。
 そして、それを見せながら、「ぜひとも月内に契約していただきたい。幸い、今月は営業ノルマを達成できているので、本日限りでこの割引価格で提供できるのです」などと言い出しました。
 聞いていて、この世のどこに、そんな話を信じる人がいるのだろうか、と思いました。
 私も営業経験はありません。しかしながら、ノルマに到達しているのならば、そんな「割引価格」を設定する必要などない事くらいは分かります。
 まあ、それ以前の問題で、目の前でささっと書いた「提案書」と「見積書」を見て、他人に契約させようとする神経に呆れました。
 もっとも、その営業マンは、それで給料もらっているわけです。と言うことは、そのようなものに引っかかる人もいるのでしょう。
 もちろん断りましたが、世の中には色々な「商法」があるものだ、と感心はさせられました。  ちなみに、その営業マンの名刺にあった会社で検索をかけてみたら、予想通り、「よく検索される語句」として、「○○社 ブラック企業」というキーワードが表示されました。

2012年11月30日 23:52