2012年03月21日

防犯掲示の有効性

 近所の「すき家」の前を通ったら、入口に「警察官立寄所」「防犯カメラ設置」という掲示が貼ってありました。すっかり定番になった「すき家の強盗」への対策かと思われます。
 確かに、この二つの掲示は、強盗などの対策の定番です。実際、10数年前、当時の職場で外部侵入による犯罪が発生した時、警察からこの二つの掲示を指示された、という事がありました。
 しかしながら、この店の場合、あまり意味がないと思いました。既に、あれだけ強盗の事例が報道されています。その中に、警察からの防犯強化の指導も入った、というのもあります。
 そのような店に、わざわざ警察が立ち寄りを増やしていると、素直に信じる強盗がいるとは思えません。
 強盗に入られる最大の原因は「人件費削減に伴う深夜一人勤務」です。ならば、店頭につける防犯掲示は「この店は深夜三人勤務体制です」とか「強盗に入られても儲けが出ればいい、という経営方針は改めました」のほうが、明らかに効果があるのは間違いありません。
 逆に言えば、そのような掲示ができるない経営体制が続くようでは、いくら「警察官立寄所」などと貼っても、強盗のリスクはなくならないでしょう。

2012年03月21日 19:37