2012年11月27日

「国民の生活が第一」半年もたずに解党

 7月に結成された、小沢一郎氏が立ち上げた通算四つ目の政党「国民の生活が第一」が本日、解党を宣言しました。なんでも、滋賀県知事が突如立ち上げた政党との合流を決めたというのが理由とのことです。
 まあ、この冗談みたいな政党名を見た時点から、一年も持たずにどこかと合併するだろうとは思っていました。しかしながら、まさか半年ももたないとは思っていませんでした。
 さしずめ、「さすが小沢氏、俺達が想像できないことを平然とやってのける」とでも言うべきなのでしょうか。もちろん、そこにシビれも、憧れもしませんが。
 新政党のトップは滋賀県知事がなるそうです。しかしながら、もっとも国会議員が多いのは、旧「国民の生活が第一」なわけです。そして、結党宣言と同時に合流を発表したのですから、実質的には小沢氏の五つ目の政党と言えるでしょう。
 ぜひとも、六つ目、さらには七つ目の政党を立ち上げ、いつの日かギネスブックに掲載されるよう、頑張ってほしいものです。そのあたりの気持ちは、故「国民の生活が第一」結党時に感じた事と、何一つ変わっていません。
 ちなみに、数日前から一部の小沢信者がネットで、「国民の生活が第一」の比例代表制投票時における略称は「生活」だが、マスコミは「生活党」と報道している。比例代表で「生活党」と書くと無効票になる可能性があることを考えると、これはマスコミの陰謀だ、などと触れ回っていました。
 今にして思えば、その時点で解党することをトップは決めていたわけです。そう考えると、この支持者はとんだピエロと言わざるをえません。
 もっとも、小沢氏のやることなすこと神の仕業と考えている、信者の事です。その件についても、「マスコミの陰謀を見ぬいた小沢氏が、いちはやく解党してマスコミの妨害を未然に防いだ」などと賞賛するのかもしれません。
 彼らのこれまでやってきた事を見れば、彼らの訴える政策などに何一つ期待できることなどありません。とはいえ、今後も繰り広げられる、彼らの新党創設ごっこには、別の意味で期待し続けています。

2012年11月27日 23:55