2012年04月25日

柿の葉寿司

 和歌山県の北のほうに住む人と話をする機会がありました。その地域と言えば、柿の葉寿司が有名ですので、その話題を振りました。
 すると、地元の方なだけあって、詳しい話を教えてもらう事ができました。それこそ、「原材料」である柿の葉の卸値まで知ることができました。
 面白い事を知れた、と喜びついでに、ついつい「それにしても、柿の葉が寿司になるなんて驚きますね」と話をしたところ、逆に驚いた顔をされました。そして、「あれは包むもんや、食べるものとはちゃいまっせ」と言われました。
 私は、和歌山の南にある特産品「めはり寿司」が大好きです。これは、ご飯を高菜でくるんだものです。そのため、てっきり「和歌山ではご飯に葉っぱを巻いて食べるものが名産寿司である」と思い込んでいました。そのため、柿の葉寿司も、そのようなものだと考えていたわけです。

 今回、その人と話ができたのは、極めて偶然のきっかけでした。おそらく、今回を最後に、直接会う機会はまずないでしょう。
 その偶然の出会いがなければ、おそらく死ぬまで柿の葉寿司について誤解していたままだったでしょう。
 もちろん、別にそれで何か損するわけではありません。とはいえ、その出会いによってこの知識を得られた、というのは自分にとっては貴重な一期一会だと思いました。
 今後も、色々な人と色々な形で出会うことになると思います。そのたびに、このように何か得るものがある出会いでありたいものだ、と思いました。

2012年04月25日 23:57