2012年10月13日

担当者が不在で取材ができない?

 会社の不祥事が色々と問題になっています。それに対し、マスコミが取材しようとると、問題を起こした会社の九割が「今、担当者が不在で回答できない」とコメントし、それをそのままマスコミが掲載します。
 今、不在なら、何時間かすれば帰ってくるわけです。少なくとも、24時間以上不在という事はないでしょう。仮にそれほど長期不在ならば、代理となる「担当者」が存在するはぞです。
 したがって、遅くとも翌日再取材すれば「担当者」を通じで、その会社のコメントが取れるはずです。しかしながら、そのような事をするマスコミはまずありません。
 そして、そのままその問題はうやむやになります。ひどい話だと、そこで不祥事を起こした会社のトップが、「立派な経営者」ヅラして、新聞社主催のトークイベントに出演し、それを新聞社が大々的に宣伝する、などという事例すらあります。
 つまるところ、この「担当者不在でコメントできない」というのは、悪質企業とマスコミの間における「阿吽の呼吸」みたいなものなのでしょう。
 言い換えれば、マスコミと不祥事企業が八百長をやっているわけです。こんな状況がまかり通り、かつ多くの人が商業マスコミの「報道」が事実であると信じ続けている限り、そのような犯罪企業は反映を続けるだろうな、と思いました。

2012年10月13日 23:44