2012年05月10日

改札前での一気飲み

 買うものがあって、昼下がりの秋葉原に行きました。昭和通り口の改札を出ると、一人の壮年男性が立って缶飲料を飲んでいました。500cc入りなのですが、息継ぎすることもなく一気に飲んでいます。
 それだけでもちょっと奇妙ではあるのですが、よく見るとさらに異様さが増しました。その男性はきちんとスーツを着てネクタイをしています。髪型などを見ても、普通に勤務している会社員、という感じです。
 そして、手に持っている缶なのですが、どう見ても、アルコール飲料なのです。
 ここ数年、昼間から街かどや電車の中などで飲酒している人を見かける機会は増えています。しかしながら、ここまで印象深いのは久しぶりに見ました。
 そのような時間からそのように飲まないとやっていられない何かが、その人にあったのでしょう。
 色々な意味でもの悲しさを感じました。そして、このような世相が続けば、昼間から電車の中で飲んでいる人を見ても驚かなくなったのと同様、明るい時間に駅前で一気飲みをしている人を見ても驚かなくなるのも時間の問題かも、とも思いました。

2012年05月10日 22:51