間違いと虚勢
人間というのは誰でも間違います。長年やり続けてきた事でも、間違える時は間違えます。
最近、自分は間違えたとき、特に意識して「間違えた」「失敗した」と口に出すようにしています。
つまり、間違えた事を周りの人に周知させるわけです。
それによって、周りの人も「誰でも間違えるんだ」という意識が強くなります。その結果、間違えたらその事を隠さず教えてくれます。
もちろん、こちらもそれを批判できるわけがありません。何しろ、自分が日頃から間違い続けていると公言しているからです。
その結果、間違いが隠されず、かつそれを責めないという環境になるわけです。
それと対象的に、虚勢を張る人が少なからずいます。
そのような人々は、他人の間違いに対しては、大声で叱責し、一方で自分の間違いに対しては、隠蔽したり他人に責任をなすりつけます。
その結果、お互いが重箱の隅をつつくように粗探しをしあう一方、自分の間違いは隠すという、雰囲気も悪ければ改善も行われない環境が生じます。
どちらがいいかは一目瞭然だと思うのですが、なぜか自分のこれまでの経験だと、後者のような虚勢を張って間違いを隠蔽するような人々が多いように思われます。
まあ、日本を代表する偉い人たちがそれをやっているので、そうなってしまうのも無理はないのかもしれませんが…。
2020年12月17日 21:32