気に入っていた写真
フェイスブックを見ていたら「知り合いかも」という文字とともに、今はなき弟のアカウントが表示されていました。
かつて話したとき弟は、仕事であるウェブデザインのために開設した、と語っていました。そのため、友達も投稿もゼロでした。
ただ、プロフィール画像は設定されていました。
その写真は、世を去る1~2年前に、居酒屋でデートしていた時のものでした。嬉しそうな表情でビールを飲んでいました。
逝去後に見たアルバムのなかでも印象に残っていたものでした。
弟も気に入っていた事を5年経ってはじめて知ることができました。
SNSの閲覧履歴を分析した「おすすめ機能」は、日頃からうっとうしく思っていました。
しかしながら、今日に限っては、その写真を見れたことを感謝しました。
見たあと、返事があるわけがないことは分かっているにも関わらず、「友達リクエスト」を送りました。
2020年12月14日 23:19