「しつこく頼む」を許すべきか
一度断られた事でも、繰り返し頼み続け、最後には翻意させる、という事例をよく聞きます。
それに対して、「熱意が通った」というような感じでその行動を好意的に評価する人がいます。
しかし、自分はそれは違うと思っています。
執拗に頼み続けられるほうとしては、面倒な時間を過ごす事になります。そして、こんな面倒な時間が続くくらいなら、要望を受け入れたほうが楽になる、という心理で翻意するわけです。
その結果、翻意した人は損をします。そもそも受け入れて得な話ならば、最初から断りはしません。
警察の執拗な取り調べに耐えきれず、「嘘の自白」に追い込まれる冤罪事件と根は同じなわけです。
つまり、「しつこく頼む」というのは、熱意の素晴らしさを示すものではありません。ただの迷惑行為です。
それもあって、自分は「しつこく頼む」に対して絶対に考えを変えません。そして一定レベルをこえたら、そのしつこく頼む人との接触を断つようにしています。
2020年12月28日 22:21