2020年08月21日

ヘイト放送局

 春に、NHKが人種差別に抗議するアフリカ系アメリカ人の方々に対する、差別扇動(ヘイトスピーチ)動画をネットに流す、という事件がありました。
 各所から批判されましたが、当初、NHKは無視していました。しかしながら、アメリカ大使がそれをツイッターで批判したところ、即座にヘイト動画は削除され、誠意の欠片もない「お詫び文」がサイトに掲載されました。
 その頃から、NHKはツイッターで、「戦時中に暮らしていた人がSNSをやっていたら」という企画を始めていました。
 8月になって、敗戦記念日が近づくにつれて露出度が上がっていました。ちょくちょく目に入ってはいましたが、一昨年あたりに上映されたアニメの質の低い焼き直し、くらいの印象しかありませんでした。
 ところが、敗戦記念日が過ぎた今週になって、本性を表しました。
 かつて大日本帝国に侵略され、国内に連れ込まれて酷い目にあっていた民族に対する差別扇動ツイートを連発し始めたのです。
 数ヶ月前のアフリカ系アメリカ人差別動画の事があるので、驚きはありませんでした。
 なるほど、この差別扇動(ヘイトスピーチ)投稿がしたくて、こんな企画を作ったのだろうな、と納得しました。
 公共放送が熱心にヘイトコンテンツを作り続ける、というのですから本当に世も末です。
 まあ、NHKは75年前、ラジオで嘘を流して戦意高揚を行った放送局だったわけですから、「本来の姿に戻った」というだけなのかもしれませんが・・・。

2020年08月21日 22:48