2020年06月12日

非常識がまかり通ること

 自分が子どもの頃は、「運動中に水を飲むのは良くない」という非科学的な言説がまかり通っていました。
 運動していれば汗が出るわけです。そして実際に喉もかわきます。という事は水分が必要な事など、中学生レベルの知識があればわかるはずです。
 にも関わらず、当時の「指導者」たちは、運動中の水分補給を禁止し、その結果、体調を崩したり、倒れたりする人が多数発生しました。
 まあ、仮に「水分補給が必要だ」とまっとうな事を考える指導者がいたとしても、周りの同調圧力もあって、主張はできなかったのだろうな、と思っています。
 もちろん、今では運動中の水分補給の必要性は誰もが認めるようになりました。
 しかし一方で、新たな「非常識のまかり通り」が発生しています。
 義務教育レベルの常識が通用せず、異常な言動がまかりとおるのが、国会でも見られます。
 仮に正常化すれば「運動中の水分補給」と同様に、「なんで当時はこんな異常な事がまかり通ったのだろうか」と後世の人は誰もが思うでしょう。
 しかし、現在ではその「非常識」があたかも常識であるかのように扱われています。
 困った事ではありますが、何とか頑張って正常化せねば、と思っています。

2020年06月12日 22:00