2020年09月23日

「論破」の価値

 ある時期から、「相手を論破する」というのが何か凄い事のように思われる風潮ができました。
 さかし、その「論破術」みたいなものは、詭弁や嘘を多様したり、相手の発言中に大声で割り込んで主張を封じるようなものでした。
 その結果、論理的で筋の通った事よりも、そのような「論破術」を駆使するほうがもてはやされるようになりました。マスコミもそれに同調しました。
 その結果、何人もの人がたくさん話しているのに、得るものはほとんどない、という事が増えました。
 「論破」よりも話し合って合意や進歩を生み出すほうがずっと価値があると思うのですが…。
 このような風潮が続く限り、論議の質は下がる一方になることでしょうね。

2020年09月23日 22:50