2020年06月03日

短時間でできても、やるべきでない仕事

 世の中には「やる必要はないけれど、昔から慣習として行われていたので続けられている仕事」というものがあります。
 たとえば、データベースが整っているのに、以前から作っている紙ベースの台帳も作っている、などという事例です。
 もちろん、法律などで紙の台帳を残さねばならないように規定されているのでしたら仕方がありません。
 しかしながら、「原本保管」の義務もなく、実際に調べる場合、コンピュータで10秒でできるのに、紙の台帳だと3分かかる、などという場合は、どう考えても不要と言わざるを得ません。
 もちろん、台帳をプリントアウトしてファイルする手間は10分くらいですむかもしれません。
 しかし、その10分を毎月続ければ、年間で2時間、無意味な時間を空費し、ついでに紙も無駄にすることになるわけです。
 それを考えれば、仮に10分でできる仕事でも、一刻も早くやめるべきなのです。

2020年06月03日 22:30