一期一会
自転車で職場に向かっていました。
すると、路傍に座っている人に「救急車を呼んでほしい」と声をかけられました。
かなり痩せた高齢者の方です。119番をかける電話も持っていないわけです。もしかしたら、住むところもないのかもしれません。
体がブルブル震えており、明らかに何か体に異常をきたしています。
幸い、車で5分のところに消防署があるので、短時間で救急車が到着しました。その間、「救急車にを呼ぶにも電話代がかかりますね。すみませんね」と言われました。
時節柄、接近する事はできず、離れての会話となりましたが、感謝の気持ちが伝わってきました。
救急車が到着した所で別れました。おそらく今日がこの方との最初で最後の出会いでしょう。
どこの誰かもわかりませんが、ぜひ、治ってほしいものだ、と思いながら救急車を見送りました。
2020年04月20日 22:23