この緊急事態でまかり通る詭弁
新型コロナウイルスの感染者・死者が日々報道されています。
既に日本で発表された数字もかなりのものですが、これで他国と比較して、多いとか少ないとか論じるのは不可能です。
なぜならば、日本では検査数が圧倒的に少ないのです。
その検査の少なさに批判があがると、すぐさま「希望する人全員を検査したら大変な事になる」という「反論」が出てきます。
しかし、これは、詭弁の典型例です。
筆者を含め、「もっと検査をしろ」と主張している層で、「希望する人全員を検査しろ」などと言っている人はいません。
現在の、症状が出ても、保健所に拒否されて検査されていない、という現状を改めるように主張しているのです。
にも関わらず、どこにもいない「希望する人全員を検査しろ」という主張に「反論」しているわけです。
「藁人形論法」の典型例なわけです。
それが2月からずっとまかり通っている、という現状に呆れるとともに、このままだと大変な事になるのでは、と危惧しています。
2020年04月12日 23:07