2020年07月10日

希望が叶わなかった時の対処

 大学2年のとき、3年から入るゼミを選ぶ事になりました。
 興味を持ったゼミを受験したのですが、見事に落ちました。
 その頃、色々と相談に乗ってもらっていた先生に、「もう一度、教授にお願いしたら入れると思うよ」と言われました。
 しかしながら、それで受かっても再度落ちてもみっともないよな、と思って、その助言は受け入れませんでした。
 その代わりに入ったゼミも質が良くなく、結果的には先生の進言に従ったほうが、より充実した学生生活を送れたのかもしれません。
 とはいえ、それを教訓とすることなく、その後の約30年間も、自分に関する事で要望して断られたら、あっさりと引き下がり、翻意を促す事はしないようにしています。

 といっても、別に断られた事を容認しているわけではありません。
 12年ほど前に辞めた二つ目の職場については、自分に対する評価・待遇に異議申し立てをしたところ、あっさり却下されました。
 それに対する反論はしませんでした。代わりに、それから一年後に辞めました。不思議な事に、辞めるとなると、引き止めがありました。
 もちろん、引き止めるくらいなら、最初から評価・待遇を上げればよかったのに、と思ったものでした。

 なお、これはあくまでも、自分の評価に関する案件に限った事です。
 それ以外の理不尽な事に対しては、何度却下されても、執拗に食い下がり、決定を変えさせた、という事は何度もありました。
 自分に対してはあっさりしているが、それ以外に大切な事にはそうではないわけです。
 それで得をしているのか損をしているのかは自分でもわかりませんが、これからもそうやって生きていくのだろうな、と思っています。

  2020年07月10日 23:48