言わなければ何も届かない
3月を過ぎてから、政権寄りの著名人たちが「今は政治を批判すべきではない」みたいな発信を手を変え品を変えて行っています。
もちろん、仮に自分がコロナ肺炎にかかったり、自粛要請などの結果、収入がなくなって生きることができなくなっても、何ら文句も不満もない、という考え方の人なら、その著名人の発信を実践するのもいいかもしれません。
しかし、罹患せずにに元気でいたいとか、今回受けた経済的損失の補償を受けたいとか、こんな事で多くの人が苦しんだり困っているのはおかしい、と思う人は、こんな著名人の愚にもつかない戯言など、相手にすべきではありません。
声を上げたり批判をしなければ、為政者は自分たちのやっている事に間違いはないと思い、どんなおかしな政策でも粛々と進めていきます。
それに対しておかしいという声が上がるから、政治は軌道修正できるのです。
実はこれは高尚な理論ではありません。小学生向けの社会科の教科書「三権分立」の項目に書いてある程度の事なのです。
そして、今月に入ってからだけでも、声を挙げて批判することにより、いくつもの愚政が修正・撤回されています。
言い換えれば、このような時期だからこそ、むしろ普段より大きく、声を挙げ、批判をすべきなのです。
それが、健康と生活を守るための必須項目だと言えるくらいの情勢になっていると思っています。
2020年04月28日 23:54