2020年03月25日

植民地支配の報い

 約1世紀前、当時の大日本帝国は朝鮮半島と台湾を植民地にし、日本語を強制させ、多くの富を奪ったり、住民に強制労働をさせたりしました。
 75年前の敗戦で、植民地支配は終わったのですが、多くの日本人は「アメリカに負けた」という認識しか持たず、かつて植民地支配していた国の人々を見下し続け、現在に至っています。
 その弊害が出たのが、今回の新型コロナウイルスにおける対処だと思っています。
 韓国や台湾は、検査体制を充実させ、「ドライブスルー検査」などという画期的な方法も開発し、感染爆発を食い止めました。諸外国もそれを取り入れています。
 一方で日本政府は、横浜に停泊していたクルーズ船で感染爆発をいきなり起こすなど、初期の時点から大失敗しました。にも関わらず、反省もせず、韓国や台湾の成功例を学ぼうともしませんでした。
 逆に、御用マスコミやネット工作員に「韓国は検査のしすぎで医療崩壊した」などという事実と正反対のデマを流させ、かつその虚構の情報で、韓国に対する優越感に浸ったわけです。
 その一方で、国内では、思いつきの「政治判断」を連発して、多大な経済損失だけ発生させる一方、感染の危険は増える一方、という現状をもたらしたわけです。
 くだらない「旧植民地への優越意識」を捨てることができれば、もっとマシな対応ができたのでは、と思っています。
 もちろん、今の政権にそれを望むのがムリだ、という事は、重々承知していますが…。

2020年03月25日 22:37