2020年03月21日

無理して頑張る事の代償

 昔から、普通ならできない事を、無理して頑張って達成する事が、美談のように語られています。
 しかし、それは本当に美談なのでしょうか。
 変な例ですが、普通に歩いて5分かかる場所があるとします。そこに全力疾走で行けば1分で到達でき、4分も時間を節約できます。
 これは、心底急いでいる時に、誰もがやった経験はあるでしょう。
 しかし、その代償として、心肺の疲労や足への負担が発生します。もちろん、これを毎回やったら、確実に体を壊します。
 運動にたとえれば、誰でも分かる話です。ところが、これが仕事となると、ついつい「いつでも全力疾走」が可能だと錯覚しがちな人が多々存在します。
 その結果、過労による心身の障害が発生し、酷い時は命にも関わってしまいます。
 この「無理して頑張る」の本質を社会全体が理解できれば、格段に暮らしよい世の中に成るのでは、と思っています。

2020年03月21日 23:39