2020年02月26日

紙媒体への想い

 若い頃、雑誌を捨てることができませんでした。
 別に読み返すことなど絶対ありません。しかも、その雑誌を購入する主目的である作品は、単行本を買っています。
 にも関わらず、捨てることができず、押し入れの天袋がいっぱいになるまで保管し、新たな保管場所がなくなった時点で、仕方なく処分をしていました。
 「捨てない」ことに、自分の思い入れを認識して満足していた、という感じだったと思います。
 もちろん、今はそのような事はありません。どんなに価値を感じても、もう読まないものなら容赦なく捨てます。とはいえ、かつての「捨てない事を愛着と感じる自分」を否定する気はありませんですが…。
 ちなみに最近は電子書籍での購入が増えています。これに関しては、その「捨てる捨てない」を考える必要がないので、大変便利に感じています。
 そういう意味では、いい技術ができたと思っています。

2020年02月26日 22:19