セキュリティの優先度と報道
Windows7のサポート切れに伴い、それに関する質問や依頼を受ける機会が増えました。
そして、ある方から、OSアップデートの依頼を受けました。
そこでパソコンを開いてみたら驚きました。いきなり、ウイルス対策ソフトの契約期限切れの表示が出たのです。
サポート切れしたOSを使い続けることにセキュリティリスクがあるのは確かです。
しかしながら、契約期限が切れたウイルス対策ソフトをそのまま使い続けるほうが、桁違いのセキュリティリスクがあります。
依頼した人も、このウイルス対策ソフトからの警告は見ているはずです。にも関わらず、それは軽視し、一方で、Windows7サポート切れに伴うリスクを過大に心配していたわけです。
もちろん、これはサポート切れに伴う買い替えを促す業界と、そこから広告をもらっている報道の影響でしょう。
いろいろな歪みを感じるとともに、依頼主に連絡し、セキュリティソフト問題を説明し、解決の依頼を受けました。
2020年01月22日 21:42