2019年09月29日

「手書き」の価値

 最近はさすがに減りましたが、ある時期まで「手書きの文章には誠意が込められている」などという俗説が吹聴されていました。
 パソコンで紙に打ち出した文書でも、メールなどで電子的に送付した文書でも、誠意を込める事はいくらでも可能です。
 一方で、手書きの文章で大嘘を書き、読み手を騙すことも簡単にできます。
 こんな事、ほんの少し考えれば、誰でもわかることです。にもかかわらず、この「手書き=誠意」みたいな戯言が、かなりの期間、流布されていました。
 まあ、手書きというものに過剰な価値を見出す人たちによる風説だったのでしょうね。それが自然淘汰されつつある、という現状には好ましいものを感じています・

2019年09月29日 22:46