2019年09月27日

エクセルで作った説明書

 とある大学病院が発行した説明書を見ました。
 読んでいて気になるのが、各業の文末です。行によって、終わる地点が異なり、えらく凸凹しています。
 これまでも、にたような凸凹した文書は何度も見ていました。
 そのため、その原因が、エクセルでこの説明書を作ったから、というのもひと目でわかりました。
 今から20数年前にワードとエクセルが日本で爆発的に普及しました。
 本来、文書を作るのはワードで、表を作るのがエクセルです。ところが、ワードの独特な癖についていけなかった人たちは、文書作成までエクセルでやるようになってしまいました。
 そのため、様々な見栄えがおかしく、修正も困難な文書が大量に登場したわけです。
 数年前、市役所がそのような「無茶エクセル文書」への記入を求めているのを見て、呆れた事がありました。
 しかし、まさか大学病院にまで、そんなエクセル文書が蔓延しているとは思わず、ちょっと驚きました。
 今更ですが、あの20数年前に、社会人がワード・エクセルを正しく学ぶ環境を構築しなかったのは、重大な誤りだったな、と強く思いました。

2019年09月27日 20:28