2019年08月16日

74回目の敗戦記念日

 昨日書くつもりでしたが、睡魔に勝てなかったので、一日遅れた今日書きます。
 毎年、この時期になると、「戦争は愚かだ」とか「戦争は虚しい」という言説が流れます。
 たしかに、兵隊として駆り出された人や、戦地に住んでいて被害にあった人にとってはそれが真理です。普通の人にとって戦争は百害あって一利ないものです。
 しかしながら、全体的な比率からすれば少ないのですが、世の中にはそうでない人も確実に存在します。
 実際、74年前に国としての日本は惨敗し、多くの命が失われました。しかしながら、その日本でもその戦争を利用して大儲けした人は存在します。
 彼らにとっては、「戦争は儲かるもの」であり、愚かでも虚しくもありません。
 そして、そういう人たちがいるからこそ、戦争が始まるのです。
 そのような存在を隠して「虚しい」とか「愚か」と言っても説得力はないでしょう。
 やはり、戦争というのは、ごく一部の人が幸せになるために、残りの大多数の人を不幸にするもの、というふうに伝える必要があるのでは、と強く思っています。

2019年08月16日 20:42