2019年07月31日

いつになっても貴重な相談相手

[ ]

 仕事中、一気に2つも困った案件にでくわしました。
 いずれもかなり面倒な案件です。
 困ったときに愚痴ったり相談するのは昔も今も弟です。
 何度か書いているように、弟は4年近く前に世を去りました、でも、相談に乗ってくれます。
 とはいえ、イタコに依頼して、弟を降霊してもらう、などというわけではありません。

 自分も弟も、霊魂も死後の世界も一切信じていません。
 4年ほど前に彼が世を去った時点で、弟の時間は永遠に止まっています。当然ながら、弟はもう、考えることも話すこともありません。
 それでも、弟の遺影を見ながら、愚痴や悩みを思い浮かべます。すると、生前、弟と一杯やりながら色々と相談に乗ってもらった事を思い出すのです。
 その自分に蓄積されている、かつて弟が助言してくれた事を、今の悩みに当てはめると、おそらく、弟が言ったであろう言葉が頭に浮かびます。
 今日の懸案事項に対しても、「兄ちゃん、気持ちはわかるけど、それで怒っちゃだめだよ」と言うだろうな、などと記憶を頼りに弟の助言を想像しました。
 それで冷静さを取り戻し、なんとか対応することができました。
 改めて、弟に感謝しました。これからもずっと、色々と相談し続ける事でしょう。
 同時に、今でも非常に助かってはいるものの、やはり、実際に生きている弟と話したいものだな、と寂しさを感じました。

2019年07月31日 22:42