2019年06月21日

人員配置を完全に間違えている組織

 外出中に警察から電話がありました。折返し電話がほしいというので指定された警察署の代表番号に電話をしましたが、全然繋がりません。そのうち、「ただいま、電話が大変込み合っています、おかけなおしください」という自動音声が流れました。
 その後、何度かかけなおして、要件は片付いたのですが、その間、何度もこの「つながらない→自動音声」という対応をされました。
 よほど人手不足なようです。実際、交番をちょっとのぞくと「ただいま不在です」という表示があったり、人がいても警官でなく、シルバー人材センターから来た人だった、という経験をしたことがあります。

 その一方で、こんな事がありました。
 ある日、自転車に乗っていたら、公園の片隅に、五人くらいの警官がたむろしていたのです。
 その公園の脇には、時間限定で車両進入禁止になる道路があります。そこに入ってくる車を捕まえるために待ち構えているわけです。しかしながら、車の通行量が少なく、暇をもてあまして公園でぼーっとしているわけです。
 よほど暇だったのか、自分に声をかけてきました。自分の自転車は、購入時についている車輪鍵が壊れたので外しています。目ざとくそれに気づき、盗難車でないかと疑って「職務質問」してきたわけです。
 任意なので断ってもいいのですが、せっかくなので対応しました。登録番号を照会すれば、即座に盗難車でないことはわかります。するとゴマをするかのように「ヘルメットをかぶっているのですね。安全のためいいですね」などと言ってきました。
 そんな事をやっている暇があるのならば、本署で電話応対をすべきなのでは、と強く思いました。
 警察にも「民間の考え」とやらが浸透して、「市民からの電話に出るよりも、交通違反の反則切符で設けることが大切だ」となってしまっているのでしょうか。
 ちなみに、その職質された二日後に帰宅しようとしたら、後ろからバイクに乗った警官がまた職質してきました。さすがに呆れて「2日前にも聞かれましたよ」と言ってそのまま走り去りました。

 もっとも、これはまだマシなほうです。
 公安警察に至っては、何十年もずっと政党・ペンクラブ・平和団体などを「監視」し続けています。その結果判明したことは、「彼らの監視対象は平和的かつ民主的な団体である」という至極当然の事だけでした。
 莫大な税金を使って「安全性」を保証してくれているわけです。もちろん、監視対象の団体にとっては、迷惑以外の何物でもないわけですが…。

 ちなみに、冒頭の警察からの電話ですが、自分が犯罪者としてあらぬ疑いをかけられたとか、犯罪に巻き込まれたとかいう事ではありません。念のため。

2019年06月21日 23:06