2019年06月14日

40数年ぶりの上野動物園とモノレール

 昨日の続きですが、上野の美術館で写真展に行ったあと、隣接する上野動物園に行きました。
 半世紀近く関東に住んでいるのですが、上野公園とは縁遠く、今回が三回目くらいです。
 動物園に行ったのは45年ぶりくらいの事でした。
 正門から入ったら、いきなり大行列がありました。パンダを観るための行列で、60分待ちと書かれていました。相方はパンダを楽しみにしていたのですが、さすがに並ぶ気力は起きなかったようです。
 色々見たあと、西園行きのモノレール乗り場にたどり着きました。
 これに乗るのも、当然ながら45年ぶりです。
 「上野式」と呼ばれる、世界で唯一という特殊な形式のもので、何より面白いのが、完全に左右非対称だという事です。
 車両とレールを繋げる鉄アームは片方にしかついていません。また、乗降扉も片方にしかありません。
 そのため、東園駅から乗る時は、改札側のホームに扉がないので、わざわざモノレールの前を横切って、乗車ホームに行かねばなりません。
 鉄道が走る場所を歩行者が横切るのですから、定義的には「構内踏切」になります。他に「踏切」があるモノレールなどあるのだろうか、とちょっと驚きました。
 1分30秒で次の駅でかつ終点である「西園」駅に着きます。ただ、その間、森の中を走ったり、高いところから道路を横切り、車窓には不忍池が見えるなど、なかなか変化に富んだ車窓風景でした。
 残念な事に、今年の11月で老朽化により、一時休止となり、その後の再開は未定とのことです。貴重かつ面白いモノレールなので、ぜひとも継続運行してほしいものだと強く思いました。
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2019年06月14日 22:10