2019年04月10日

「考え」と「休み」

 将棋の格言(?)に「下手の考え休むに似たり」というのがあります。「弱い人がいくら考えてもいい手は浮かばないから休んでいるのも同じだ」という意味です。
 ある意味間違ってはいません。弱いうちは、延々と考えることなく、思いついた手を指したほうが、上達しやすいと自分も思っています。
 その一方で、一定の実力のある人が、弱い人が懸命に考える姿を見て、このように揶揄する、というのは、上位者にふさわしくないとも思っています。

 前置きが長くなりましたが、ここから本題です。
 この「下手の考え休むに似たり」を逆(?)にしたらどうなるでしょうか。
 今日はここ一ヶ月の疲れを癒やすため、昼まで布団で横になっていました。
 眠ったり起きたりしていたのですが、目が醒めていると、色々な考えが浮かびます。
 やはり、休まないといい考えは浮かばないものだな、と思ったりしました。
 「下手の考え休むに似たり」は事実なのでしょうが、「下手でも休むといい考えが浮かぶ」というのもまた事実なのかもしれませんね。

2019年04月10日 23:54