2019年06月04日

「人減らし合理化」がもたらしたもの

 自分が社会の事を理解できるようになった1980年台から一貫して、「合理化」の名のもとに、さまざまな人員が削減されました。
 会社は受付を人でなく内線電話に任せるようになり、駅のホームから駅員がいなくなりました。他にも、様々な「人員削減」が各所で行われました。
 しかしながら、それは会社の人件費削減による利益増大には役立ったものの、利用する人にとってはサービス低下でしかありませんでした。
 同様に、働くひとにとっても、安定した身分と収入がある就労機会の減少になったわけです。
 その結果、日本はどんどん他国に追い抜かれ、格差ばかりが広がっています。
 その現状を見ると、やはり何かが間違っていたと言わざるを得ません。
 結果的に、人減らしは利用者や働く人にとっては「不合理化」でしかなかったのではないでしょうか。
 そろそろ、「人減らし」が素晴らしいことである、という考えから抜け出すべきでは、と思っています。

2019年06月04日 22:19