2019年06月01日

先送りの功罪

 一般的に、先送りという言葉は、良くないこととして使われる事が多いようです。
 確かに、その場で決めたりやったりしないと多くの人が困ることを「先送り」してしまうのはよろしくありません。
 しかしながら、逆に急いでやる必要がない場合は、先送りしたほうがいい、という事例も多々あります。
 特に、対処すべき問題の全体がつかめていない時は、下手に急いで動くと、よくない結果をもたらします。
 そういう場合は、いったん、「先送り」にして様子を見て、もっと情報が揃った時に動いたほうがうまくいく、という事は多々あります。
 このように、「先送り」がいい場合も存在するのです。
 やっていはいけない「先送り」があるのも確かですが、一概に「先送りはいけない」という風潮ができるのも問題だと思っています。

2019年06月01日 22:04