2019年05月12日

間違いを認める力

 世の中には自分の間違いを絶対に認めない人や組織があります。
 よく「謝ったら死んじゃう病」などと揶揄されますが、とにかく誤りを認められません。
 まあ、典型的なのは今の首相と内閣なのですが…
 本当に正しさに自信があれば、誤りを認めることは簡単な事です。なぜならば、誤りを認めないと、自分の中で「正しさ」の整合性が取れなくなるからです。
 言い換えれば、誤りが認められない、というのはそれだけ自分の正しさに自信がないから、と言えます。
 自分は、数年前にとんでもない誤りをおかしたことがありました。それゆえ、逆に自分が間違えをおかしたときは、それを冷静に評価することができるようになりました。
 それだけに、自らの誤りを認められない人や組織を見ると、滑稽に思えてきます。
 もっとも、その境地を得るために支払った代償はあまりにも大きいものでした。それだけに、今の自分の到達を喜ぶような気は毛頭ありません。

2019年05月12日 23:56