2019年05月01日

Windows10の「タブレット機能」

 Windows10パソコンを使っている人から、「パソコンが使えなくなった」というSOSがありました。
 電話で話を聞いたのですが、原因がまったくもって想像できません。
 そこで、実際にパソコンを見たら、画面上を「タイル」が占拠していました。
 Windows8でデビューしたものの、あまりの評判の悪さにだんだんと、表示されにくくなるよう「改善」され、だんだんと目立たなくなり、Windows10では大幅に縮小されました。
 しかしながら、スタートボタンを押すと、相変わらず効率の悪い画面を表示させ、Windows7以前のスタートメニューがいかにまともだったかを伝えてくれています。

 その、隠居したはずの「タイル」がデスクトップを占拠していたのです。
 Windows8の時は、その画面からスタートボタンを押せば、もとのデスクトップに戻りました。しかし、いくらスタートボタンやWindowsキーを押しても、画面はまったくもって変わりません。
 不思議に思いながら調べまくった結果、Windows10には「タブレットモード」なる設定があることを知りました。
 画面右下にあるアイコンをクリックすると選択画面が現れ、その「タブレットモード」なるタイルを押すと発生するモードとのことでした。
 確かに、「タイル」はタブレットパソコンのため、という名目で作られた画面です。
 しかしながら、あまりにも出来が悪すぎて、先述したように忌避された歴史があります。
 以前、我が家にもWinsdows8タブレットパソコンがありました。しかしながら、「タイル」などは一切使わず、通常のPCと同じくデスクトップを使用したものでした。
 それだけに、この「タブレットモード」なるものを実際に愛用している人はどれくらいいるのだろうか、と思いました。
 それにしても、あれだけ使われていないにも関わらず、マイクロソフトは「タイル」にこだわっているのだな、と驚きました。
 ただ、電話サポート担当者である自分としては、百害あって一利ない設定であると言わざるを得ません。
 ぜひともWindows11では、この「タイル」機能は完全に消滅させてほしいものだ、と強く願っています。

2019年05月01日 21:47