2019年03月12日

卒業式の思い出

 卒業式シーズンです。自分も4回ほど、卒業式を経験しました。しかしながら、いい思い出など一つもありません。
 小中学校のときは、ひたすら「卒業式の練習」をさせられた事だけが記憶に残っています。
 費やした時間にせよ、教師の熱意にせよ、完全に「卒業式の練習>>>>>卒業式」でした。そういう事もあり、心の中では、「卒業式なんか出なくていいから、練習を免除してほしいものだ」と思っていました。

 高校の卒業式は、別の意味で心に残りました。
 祝辞を言うはずの校長が、いきなり生徒が誰一人も知らない歌を唄いだしたからです。もちろん、参加者全員ドン引きでした。
 数日後、この校長が勤務中に飲酒している、という事を告発した文書が回ってきたものでした。
 世の中、ろくでもない大人もいる、という事を18歳の我々に対し、身をもって教えて(?)くれたわけです。もちろん、この校長に対し、一片の敬意も持てなかった事は言うまでもありません。
 大学の卒業式は、過去に何度か書きましたが、講演をする有名人が遅刻してきた事が最も印象に残っています。社会に出る人々を前に、堂々と遅刻をする、というのもなかなかの反面教師だな、と思い、面倒だから講演は聞かずに退場したものでした。

 高校と大学の件は偶然ですが、小中学校での思い出は多くの人も持っていると思います。
 とにもかくにも、形式張った「式」ならびに、その予行演習に莫大な無駄な時間をかけるのが心底嫌いなわけです。
 おそらく、この考え方は、死ぬまで変わらないだろうな、と思っています。

2019年03月12日 23:56