2019年03月09日

「侍」の比率

 野球やサッカーの国際試合で、日本代表のことを「侍(さむらい)」と呼ぶことが当然のようになっています。
 侍というのは、江戸時代の身分制度であり、現在の民主国家であるはずの日本とは相容れないものです。
 ちなみに、自分の先祖は江戸時代に八王子で自営業をやっていた「商人」だったそうで、当時の身分制度ではかなり下の存在でした。
 そういうわけで、「侍ジャパン」だの「侍ブルー」なるものには、何一つ親近感を持てません。
 金持ちやそれに阿る人々が、働く人を低賃金でこきつかう世の中における常套手段の一つに、働く人を、金持ちと同じ階級だと錯覚させ、働くひとが見下すような下の階層を作って優越感を持たせる、というものがあります。
 この日本代表チームを「侍」とするのもそのような印象操作の一環なのだろうな、と思っています。

2019年03月09日 23:16