2019年02月23日

回線速度が落ちる

 日本の光ネット回線速度の国際順位が落ちた、というニュースを見ました。原因の一つに、NTTが光回線網への投資を渋っているから、という分析もありました。
 詳しいことはわかりませんが、実感はありました。仕事がら、NTTをはじめとする回線業者から売り込みの電話をよく受けるのですが、「回線の品質が上がりましたからぜひ契約を」などという売り込みは一度もありません。
 「安くなる」とか「セットで契約すれば得する」とか「出力が強いWifiができた」などという売り文句ばかりです。しかも、その内容はいずれも胡散臭いものです。
 先日も書きましたが、ドコモショップでプロバイダ契約なしで光回線を契約させられ、「ネットに繋がらない」とSOSしてきた高齢者がいた、などという呆れた事例もありました。
 うまいこと言いくるめて儲けよう、という事ばかり重視して商売しているのですから、商品の品質を上げることなど、二の次三の次になるのは、ある意味、当然と言えるでしょう。
 その結果が、このインフラの順位低下になったわけです。
 もちろん、これは回線に限った事ではありません。さまざまな業界で、客を騙す、働く人をこき使う、の2つで儲けている企業が幅を利かせています。
 そうなれば当然、商品やサービスの品質は下がっていきます。
 このような傾向を変えないと、数年後、とんでもない事がおこるだろうな、と強く思いました。

2019年02月23日 22:10