2019年04月19日

積み重ねの価値

 よく、「学校で勉強した事が何の役に立つのか」という言説が流されます。
 それを読んで思うのは、自分が過去にやっていた仕事の事です。
 新卒で入って14年ほどいた職場では、8年目くらいから、この職場に関する歴史などで、難しい問い合わせがあったら自分に電話がまわってくる、という風習になっていました。
 それらの知識や経験は、転職後の仕事においては全く無価値になりました。しかし、その職場でも、半年くらいしたら、メイン商品の操作方法で難しい問い合わせがあったら自分に電話がまわってくる、という風習が確立されました。

 次の転職先は、前の会社の知識を買われてのものだったのでしたので、前職の積み重ねが無になる事はありませんでした。
 とはいえ、そこを退職して、ちょっと方向性の違う分野で独立したので、2つ目および3つ目の会社で持っていた知識の大半は役に立たなくなりました。

 そして、今の職場でも、それらの知識が役立つ事はありません。
 とはいえ、今の自分と直接関係ないとは言え、、それまでの職場で積み重ねた知識や経験は大いに役立っていると思っています。
 学校の勉強も同様だと思います。直接役に立つことはないかもしれませんが、そこで得た経験や考え方は、形を変えて仕事や生活に役立つこと、間違いありません。
 それも含め、過去に頑張って習得したものは、全て今の自分に役立っていると思っています。

2019年04月19日 23:24