第一感が正しかったケース
パソコンが重くなり、マウスでクリックしても反応するまで時間がかかるようになった、という連絡がありました。
行ってみたら、確かに異常なまでに反応が遅くなっていました。
「マウスの故障でしょうか?」と尋ねられました。しかしながら、マウスはちゃんと動いています。右クリックすればすぐにコンテキストメニューが出てきます。そして、左クリックした場合、時間がかかるものの反応はします。
そのため、「マウスの故障ではなさそうです。パソコン内部の問題だと思います」と答えました。
そしてスタートアッププログラムの無効化やセーフモードでの再起動などを試したのですが、現象は全く改善されません。
何度めかの再起動のあと、最初の問いが気になりました。そこで、マウスで左クリックする代わりに、キーボードのエンターキーを押したら、即座に反応しました。
もうこれはマウス以外に考えられない、と思い、近くの量販店で購入して交換したところ、正常化しました。
つまり、このマウスに「左クリックをした場合、パソコンに命令が伝わるまで非常に時間がかかる」という障害が発生していたわけです。
そのような障害はこれまで見たことも聞いたこともありませんでした。それだけに、最初に聞いた「マウスの故障では?」という指摘を即座に否定したわけです。
自分の経験にない可能性について、もっと考えるべきだったな、と反省させられた一件になりました。
2019年02月08日 23:13