2018年05月11日

小田急複々線と地元

 今年、代々木上原から登戸まで複々線化された小田急線に乗ってみました。
 外側が各駅用で、内側が優等列車用という極めてシンプルな作りです。各駅停車は「通過待ち」をする必要がなくなり、その結果、長時間停車が減って所要時間短縮をはかれたそうです。
 実際、ある駅では、隣のホームに止まっていた各駅停車が、快速急行より先に発車し、次の駅で抜かれるという、複々線ならではの運用が行われていました。

 一方、わが地元では、複々線らしからぬ面白い経験をしました。
 幕張本郷から都賀に行こうとしたところ、ヤフー路線案内は、「各駅停車で千葉に行き、千葉で快速成田空港行きに乗り換え」となっていました。
 ところが、稲毛の手前で快速に追い抜かれ、ホームでそれを見たら、「成田空港行き」と書かれていました。そして、各停がホームに入る前に発車していました。
 「各停が遅れているわけではないのに、何があったんだ?」と不思議に思っていたのですが、千葉についたら、その快速が、特急の追い抜き待ちで止まっていました。
 つまり、仮に稲毛でこの快速にギリギリ乗り遅れた場合、各停に乗れば、千葉で追いつくことが可能なわけです。
 もちろん、小田急の複々線ではこのような「追いつき」は絶対にありません。
 改めて、我が地元の複々線がもったいない運用をされているのだな、と痛感させられました。

2018年05月11日 23:15