2018年05月02日

ゴミ捨てまで差別扇動

 最近、よく聞く話に「この街に外国人が増えたせいで、ゴミ捨てのルールがおかしくなった」というものがあります。
 ゴミ捨てについて、いろいろおかしい事が増えているのは、自分も重々承知しています。
 昨日も、我がアパート専用の集積所に、ペットボトルや缶などの資源ごみを捨てにいったら、百円ライターが捨てられていた、という事がありました。
 しかし、それと外国人に関係があるのでしょうか。

 確かに、幕張本郷にも外国の方が増えました。だからと言って、彼らが不法投棄をしているところは見たことがありません。
 その一方で、「タバコポイ捨て禁止」の表示があるところに吸い殻を投げ捨てる日本人は昔も今もよく見ます。
 もちろん、文化や風習が異なる以上、外国人の方とゴミ捨てでトラブルが発生した事はあるでしょう。
 だからと言って、それを大げさに取り上げ、「外国人が増えたからゴミ捨てマナーがおかしくなった」と結論付けるのは、論理の飛躍では、と思っています。
 これは日本国内に限った事ではありませんが、様々な事を「外国人のせい」にして、彼らへのヘイトを煽る風潮があります。
 これが続けば、かつて何度も発生したヘイトクライムが再発する危険性が高いと思っています。そういうためにも、このような言動を聞いたら、直接反証をせねば、と改めて痛感しました。

2018年05月02日 15:34