2018年05月03日

懲戒請求騒動

 不適切な行為を行った弁護士に対し、弁護士会に対して懲戒を請求する、「懲戒請求」という制度があるそうです。
 もちろん、悪質な弁護士を告発するための制度ですが、これを「気に食わない主張をする弁護士に、ノーリスクで嫌がらせをする制度」と曲解させて煽る人が存在します。
 その中で最も有名な例は、大阪府知事になる前の橋下徹氏でした。
 そして、先日、ある匿名ブログが、それを扇動しました。しかし、当然ではありますが、不当な懲戒請求を行った場合、それ相応の報いを受ける仕組みは存在します。
 その結果、煽られた人は、いちばん上手くいった場合でも10万円の賠償金を支払う羽目になりました。
 日頃からネットにおいて匿名で気に食わない他人を罵倒して気持ちよくなっており、その延長という感覚で懲戒請求をしたのでしょうか。
 いずれにせよ、匿名ブログに煽られて見知らぬ他人を攻撃した結果、相応の「授業料」を支払う結果になったわけです。
 もちろん、彼らに同情する気は毛頭ありません。とはいえ、あのマスコミが橋下徹氏を持ち上げまくった時期に、この懲戒請求扇動に対し、「これを真に受けるのは高いリスクがある」という冷静な報道があれば、違う結果になっていたのでは、とも思っています。

2018年05月03日 20:21