2018年05月17日

「相続税対策」のワナ

 勤め人時代、よく「相続税対策のためアパート経営をしませんか?」という営業電話を受けました。
 そんなに相続税が減らせるなら、自分で金を出してアパート経営をすればいいだけの話です。見ず知らずの他人の相続税を心配する必要などありません。そういう事もあり、そのような電話が来れば即座に切っていました。
 ところで、最近のニュースを見ると、アパートやらシェアハウスやらで、当初は「家賃収入保証」などとうたいながら、実際に家賃収入が支払われなかった、という事例がよく出てきます。
 なかには、銀行が詐欺まがい商法の片棒を担いだような事例もあり、驚き呆れています。
 結果的には相続税の節税どころか、財産を失った上に多額の借金を背負わされたわけです。あらためて、見ず知らずの人や会社からの節税話や儲け話を真に受けると大変な事になるな、と再認識させられました。

2018年05月17日 23:52