2018年11月18日

国を挙げて「IT後進国」を目指す?

 サイバーセキュリティ担当大臣がパソコンを全然使えず、USBが何だか知らない、という事が国際的なニュースになっています。
 それだけでも、十分、日本政府のIT関係の「後進ぶり」が出ていて恥ずかしい限りです。
 それに追い打ちをかけるような発表が先日ありました。
 外国から来た技能実習生制度に関する問題について、当初政府が発表したアンケートの数字が捏造だった事が明らかになりました。
 それがバレた時の言い訳が「データをエクセルで集計する際に、コピーアンドペーストでミスをあった」というものでした。

 しかしながら、その数字の狂いは、どんなコピーアンドペーストのミスでも発生しません。ちょっとエクセルを使っていれば誰でもわかることです。
 にも関わらず、その虚偽説明に対する報道陣のツッコミは見受けられませんでした。あまりにもあほらしすぎるというのもあるのかもしれません。
 しかし、これが通ったら、「どんな意図的な捏造も、PC操作上のミス」と強弁すれば通ってしまう、という事になりかねません。
 実際、ここまでひどくはなくても、「IT」やPCを持ち出してごまかすような回答を公職にいる人がする、という事例は一度ならず見ています。
 冒頭の大臣の件もそうですが、なんでここまで、コンピュータとかネットワークとかに対して、舐めた事ができるのか、と呆れています。
 まさかと思いますが、国策として「世界に名だたるIT後進国」を目指しているのだろうか、とまで思ってしまいました。

2018年11月18日 22:14