2018年12月25日

クリスマスの謎

 クリスマスの定番と言えば、親が子どもにプレゼントし、それを「サンタさんが贈ってくれた」と言うのがあります。
 自分の両親はクリスチャンだったので、そういうキリスト教の風習でもあるのかと思っていました。ところがある時期になり、宗教に関係なく多くの家庭で行われていると知り、ちょっと驚いた記憶があります。
 その後いろいろあって、10代後半頃から「敬虔な無神論者」になって30年ほど過ごしています。
 その立場で言わせてもらうと、キリスト教徒の両親ならまだ理解できなくもないが、それ以外の親がやるのは百害あって一利なし、というのが率直な結論です。
 信じてもいない宗教の行事で、子どもに事実と異なる事を説明して何かメリットはあるのでしょうか。
 普通に親からのプレゼントだと言えば、子どもに素直に感謝されます。それを、「サンタが超自然的な方法で家に入ってプレゼントした」と説明するのは、子供の論理的思考や科学的思考を育むのに極めてマイナスだと言わざるを得ません。
 まあ、我が家には子どもがいないから、こうやって客観的に言えるのかもしれませんが…。
 毎年ながら、そんな事を思いながら過ごしたクリスマスでした。

2018年12月25日 23:51