2018年09月21日

羽田と成田

 成田発の国際線に乗ろうとして、間違えて羽田に行き、タクシーを飛ばして何とか間に合った、というブログが話題になっていました。
 確かに、どちらも「田」がつくわけで、紛らわしいとはいえます。
 自分も数年前、海外から帰ってくる人を出迎えるとき、「海外だから成田だろう」と思い込んで予定をたて、直前になって羽田着だと知り、慌てて予定を立て直した、という経験がありました。

 しばらく前までは、「国内線は羽田、国際線は成田」という棲み分けができていたので、間違える人はほとんどいませんでした。羽田発の国際線や成田発の国内線は「珍しい存在」だったのです。
 しかし、成田にLCCの国内線が多数開通し、羽田に立派な国際ターミナルができるなど、ここ10年ほどで、大きな変化が生じました。
 その結果、こういうトラブルが発生したのでしょう。

 解決策ですが、もちろん、今からかつてのように「国内線は羽田、国際線は成田」に戻すのは不可能です。そうなると、あとは改名くらいしかないでしょう。
 実は成田空港には「改名歴」があります。あまり知られていないのですが、2004年までの正式名称は「新東京国際空港」でした。
 しかし、この年に特殊法人から株式会社に運営が変わり、それにあわせて「成田国際空港」が正式名称になったわけです。
 一度改名しているのですから、二度目の改名もありではないでしょうか。地名である「三里塚空港」にするのもないことはないですが、ローカルすぎて、関東の空港であるかどうかもわかりません。
 というわけで、ここはわかりやすくに千葉成田国際空港(略称・千葉)と改名すればいいのではないでしょうか。これなら、羽田と間違える人はいなくなります。
 フライト直前になって間違いを知って困るという、今回のような件をなくすためにも、検討して良いのでは、と思いました。

2018年09月21日 18:24