2005年11月15日

アジアシリーズ雑感・その2

[ 野球 ]

 というわけで、マリーンズが初の「アジア一」となった決勝戦でした。しかし、グランド内は最高でしたが、それ以外の点においては、今年31回目の球場観戦で、最も不快な思いをした一日でした。
 いままでも、非常識な周囲の客に閉口した事は一度ならずありました。特に7月17日に観戦した対合併球団では、「渡辺俊介投手は好投するのに打線がダメだから勝てない。もし巨人にいれば20勝していた」などという戯言をとうとうと語る「知ったかぶり親父」がすぐそこにおり、試合も負けたので非常に不快な思いをして帰途についたものでした。しかし、13日の東京ドームは、頂点を極めたにも関わらず、それ以上の不快感がありました。
 まず、真後ろにいた、自称・タイガースファンの集団です。このシリーズは不調だった李選手の事を親の仇であるかのように悪口を言います。これがまだ「日本シリーズの恨み」だったら、少しは分からなくもないのですが、そうでもないよう。「フランコ選手やベニー選手は遠いところから来て頑張っているのに」などと言うのを聞いた時は、もしかして、民族差別主義者なのか?とすら思ってしまいました。もちろん、そのフランコ選手やベニー選手に関する発言もとんでもない見当外れでしたが・・・。

 そして大詰めの9回表になって、右斜め前方に異常者が出現しました。それまで、特に気にならなかったのですから、おとなしく見ていたのでしょうが、サムスンライオンズ打線が打ち出したら、突如立ち上がり、小林雅英投手の悪口らしき事をわめき始めました。あまりの執拗さと品のなさに、別の人が「うるさいぞ!」と怒ったら「何を!?やるか!」みたいな感じで完全な喧嘩腰。最初からそれを期待していたとしか思えません。
 こんなところで騒動を起こされたらたまったものではないので、「すいませんが、静かにしていただけませんか?」と「お願い」したら一度は黙りました。しかし、試合終了して一段落したら、今度はこちらにからんできました。相変わらず何を言いたいのかよく分からないのですが、「自分はロッテファンではないから」などという一言だけは聞き取れました。私のみならず、隣の嫁さんにもからもうとしたので、とにかく「騒動を起こそうとするのはやめてください」とだけ言っておきました。
 これ以上からんで来たら、警備員さんを呼ぶつもりだったのですが、残念ながら(?)そう言ったら黙ってしまい、しばらくしたら出て行きました。
 ところで、この男、「ロッテファンではない」などと言っていましたが、ではどこの「ファン」なのでしょうか。本人はどう自覚しているのか知りませんが、とにかく他の観客を不快にさせてあわよくば騒動に持ち込もうという神経は、どう考えても「ファン」とは言えません。サッカーで言えば「サポーター」と言うより、「フーリガン」に近い神経なのでしょう。日本シリーズの時にも書きましたが、こういう輩は「ファン」ではなく「球場暴徒予備軍」でしかありません。
 これですめばまだ良かったのですが、球場を出ても嫌な出来事は続きました。球団の公式サイトには、この試合の前日くらいに東京ドームでの、試合終了後における「応援2次会」といった騒乱行為は、球場近隣への配慮、また事故の防止といった理由などにより、東京ドーム球場外、および東京ドームの周辺地域において一切禁止されております。という「東京ドームからのお願い」を記載していました。しかし、球場を出てから水道橋駅まで、「騒乱行為」を行う連中が絶え間なくいました。
 「禁止されているからやめてください」と注意したら、一応は黙ったものの「そんなの、都民なら知っているが、自分は県民だから知らない」などと訳の分からない捨て台詞をブツブツ言っている輩までいました。どこの「県民」だか知りませんが、少なくともマリンスタジアムから海浜幕張の間をわめきながら歩く集団というのは、私は一度しか見たことがないのですが・・・。
 というわけで、せっかくの勝利の喜びが萎えるほど、不快な思いをさせられてしまいました。

 もっとも、最後のはともかく、球場内の件については、今回は運悪くたまたま変な場所に座ってしまっただけ、とも言えます。これを含め、不快な思いをしたのは、数少ない試合の、これまた数少ない一部の連中によるものだけでした。逆に開幕戦からこの最終戦まで、マリーンズファン、相手球団ファンを問わず、いろいろと楽しい思いをしたり、感心させられたりしました。別に私は野球関係者ではないのですが、そういう姿を見ていると、「本当にファンというのは有り難いものだ」などとまで思ってしまうほどでした。
 そういう意味では、「野球観戦」のみならず、「野球ファン観戦」も楽しむ事ができた一年だったと言えるでしょう。来年もまた、グランドの内外を問わず、楽しみたいものです。

2005年11月15日 23:40