2009年08月10日

熱さと旨さ

 ある店でうどんを頼みました。すると、店員さんが「熱いので、火傷をしないように気をつけてください」と言いながら持ってきました。鍋焼きうどんなら分からなくもないですが、普通のきつねうどんです。
 少々驚きながらも食べたのですが、確かに熱いです。あまりの熱さに、他の味覚が働きません。うどんの歯ごたえや、油揚げの旨味などもほとんど感じませんでした。

 熱さに耐えながら、なんとか汁までたどりつきました。そして飲んだ汁は、やけに甘いだけの味がしました。
 もちろん、生ぬるくては美味くはありません。したがって、一定の熱さが必要なのは分かります。とはいえ、「熱さと甘さ」しか印象に残らない、というのはどうかと思いました。
 カレー屋だと、辛さを変更する事が可能な店もあります。それにならって、この店も、温度を変更できるようにすれば、より多くの客層に対応できるのでは、などと思いました。
 もっとも、あの汁の甘ったるさから考えると、それだとごまかしがきかないため、あえて火傷するくらいの熱さにしているのかも、とも思いましたが・・・。

2009年08月10日 23:33